ちょっと遅めのお昼ご飯にて……
どこにでもある定食屋さん。
「どうも」「ごちそうさまっ」と一声かけて席を立つ人と、黙って会計して出て行く人の2種類がいます。ふと、近くで食べていた人が黙って会計をしているのを見てその人がいたテーブルを見ると、先入観のせいもあるのか、なんだか食べ散らかしたような印象……
会社員時代に新入社員研修をしていた頃、初日のお昼ご飯に、いつも注目していました。
他の社員もいる社員食堂で大騒ぎしていないか?
お茶碗にご飯粒は残っていないか?
テーブルを汚したら拭いているか?
使った椅子はちゃんと机の下に入れて立ち去っているか?
やっぱりこうしたことができない新入社員もいないわけではありません。周りの目を意識できるか、常識ある行動ができるか、人の気持ちがわかるかどうかは、職場やお客様とのコミュニケーションや仕事上の気配り、報連相のタイミングなどにそのまま表れます。
(もちろん、その場か午後の研修のしょっぱなに伝えます)
先日忘年会で、50代の方が、お箸の持ち方について語ってくれました。
「いいかい、子供にはちゃんと箸の持ち方を教えるんだよ。子供が50代、60代になって、会社の若い人たちから「箸もちゃんと持てないのか」と思われたらどうだい? 箸の持ち方を教えるのは親の愛情なんだよ」と。
食事の場面って、やっぱりみんな見ているんですね。
僕の愛する若いみなさんに、伝えたくて。