2016年09月02日

「言っていい言葉」は立場で違う?

「お客様は神様だ」っていう言葉は、お客様をお迎えする側の言葉であって、お客の側が自分から「オレたち(私たち)は神様なんだろ?」って言いだすと、おかしなことになっちゃうんだと思う。


同様に「ほめて育つタイプ」っていう言葉は、上司や先輩が後輩を見て言う言葉であって、後輩の側から「ほめて育つタイプなんで♪」って言いだすと、やっぱり違和感を持たれてしまうんだと思う。


さらにさらに。
「社員のやる気を醸成する」っていうのは、経営者や管理職が言い出すべき言葉であって、社員の側が会社に「やる気が出る仕組みを作ってよ!」って言ってしまうと、それもまた違うんだと思う。



双方がそれぞれ為すべきことを果たしてくれればいいんだけど、現実にはいろんな人がいて、それぞれ自分の基準で行動するから、結局は自分でそこをカバーしなければならなくなります。


嫌なお店には行かなければいいでしょう。


ほめてくれる上司・先輩だけを慕うのは自由だけれど、実際には厳しく叱ってくれる上司・先輩も愛情を持っていろいろ教えてくれようとしていることの方が多いので、大切なことを知らないままになってしまうリスクとそれに伴う結果は自分の責任、ということになります。


やる気は自分で生み出せばいいし、どうあがいてもやる気が出ない職場なら、自分が偉くなって風土を変えるか、さっさと転職するか……だけど、それが正しい 判断なのか、自分が超えるべきハードルに背を向けて逃げ出したに過ぎないのかは、やっぱり自分の責任に委ねられるということになるのでしょうね。


立場によって言葉って変わるんじゃないかな、って思った次第です。
posted by work-is at 21:50| Comment(2) | 仕事全般