2015年04月22日

「やりたい仕事をする」ということ

こんにちは。ワークイズ代表の桑原 祐介です。


「やりたい仕事をする」ということについて。
「やりたい仕事をする」ということは、決して「やりたくない仕事はしなくていい」ということではないのだと思います。


たとえば。
「やりたい仕事」が野球だったとしましょう。
そして、見事、野球選手になれました。「やりたい仕事」に就くことができました。
でも、それは「やりたくない仕事はしない」ということではありません。
たとえば、試合中にバントのサインが出たら?
どんなに打ちたくても、打つ自信があっても、ここは「バント」しかありません。


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会社という組織で仕事をしている以上、「やりたくない仕事」も、誰かがやらなくてはなりません。
「僕(私)はその仕事がイヤだから、誰か他の人がやってほしい」と思う人もいるかもしれません。
でも、その「誰か」も、その仕事がイヤかもしれません。みんながやりたがらない仕事、というものだって、あるはずです。
「誰か」がやらなくてはならないそんな仕事……自分だけがそれをしなくてすむ、というわけにもいきません。
「この仕事はやりたいからやるけれど、あの仕事は苦手だし嫌いだからやりたくない」
そんなことを言う若い社員さんがいるようですが、「みんながやりたがらない仕事」もありますし、「やりたくても手が回らない」人だっています。いろいろな事情や背景があって、その人が指名されるのです。

 
そろそろ悩んでいる新入社員さんもいるころではないでしょうか?
「やりたい仕事」だけでできている生活なんて、そうそうあるものではありません。
やりたくない仕事にも、取り組んでみてください。損することは、きっとないはずです。
そして、その仕事も、誰かがやらなくてはならない仕事なのです。


ちなみに、船井幸雄さんは「したくないことはしないようにしたい」と言っていますが、それはもうちょっと後で考えても良いことのような気がします。
posted by work-is at 21:48| Comment(0) | 離職問題
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