こんにちは。ワークイズ代表の桑原 祐介です。
ある方との会話の中で、「やりたいことを仕事にする」のはとても難しいことなのだと改めて実感しました。
「やりたいことは何?」
就活生は、就活中にこんな会話を何度もすることでしょう。
でも……
本当にその仕事に就ける人がいったいどれくらいいるのか?
入社して40年、一度の転勤も異動もなく「やりたいこと」を全うできる人なんて、果たしているのだろうか?
(職人さんや専門技能を持つ方は別でしょうけれど)
大企業に行きたいと思っている人へ……転勤も異動も、きっとありますよね? 「やりたいこと」ができなくなったら、どうするんでしょうか。
「やりたいこと」以外の仕事をする場面が、会社組織で働く中ではたくさんあるのだと思います。いえ、むしろそっちの方が多いかもしれません。
だとすると、とりたててやりたい仕事にこだわりがなく、「あれやって」「今度はこの仕事、お願いね!」と次々にやってくる異なる依頼に嫌な顔ひとつせず、依頼を完遂することに喜びを感じる人の方が、むしろ楽しく仕事ができるのかもしれません。
「やりたいことが見つからない」学生さんも、別に悩まなくてもいいのだと思います。誰かが喜んでくれることに幸せを見出せる人なら、会社組織の中で幸せになる道があるように思えるのです。