こんにちは。ワークイズ代表の桑原祐介です。
今日は静岡西高で、市内15校の高校生たちと、自転車スマホ撲滅計画を立案する研修を行いました。
「具体的に効果のある施策を、数値目標を立てて立案」という難しい課題を出しました。どうかすると大人でも「数値目標を立てる」となると苦手な方もいると思いますが、グループディスカッション等、一生懸命取り組んでくれました。
先生方の5年経験者研修の研修生も合流してくださり、名案、迷案(?)をたくさんいただきました。
こちらも一生懸命やっていて、つい写真を撮り忘れてしまいました。残念……
自動車と違い自転車は保険に加入していないことが多いため、人身事故を起こすと悲惨なことになります。
お年寄りやお子さんなど、自転車との衝突とはいえ命を失いかねません。
実際に数千万円単位の賠償が確定した裁判もあるようです。保険なしでは払えない金額ですし、かといって保険に入ればいいのかといえばそういう問題ではもちろんなく、要するに数千万円単位の賠償ということは、ほぼ「お金では償えない」ということを意味しているのだということを、理解しなければ(生徒さんに対しては「理解してもらわなければ」)なりません。
また、自転車スマホ、歩きスマホやヘッドフォンをして歩いていると、犯罪に巻き込まれるリスクが高まります。
痴漢、誘拐、拉致……
子供たちをそんな目に遭わせるわけにはいきません。
もちろん生徒たちも「自転車スマホは悪いこと」「危険な行為」だとは認識しています。
認識していながらやってしまう、ということは、その「悪さ」「危険さ」の度合いの認識が甘いということです。
良い/悪い 式の理論ではなく、「どのくらい」という概念を持ち込んで考えることは、仕事をする上でも大事なことだと考えます。
今日、議論で出てきた施策は、「決めて終わり」ではなく、各校で実施してもらい、結果まで報告してもらうことになっています。
そのために、施策は数値目標を立てていただき、議論が進んでいるグループには「誰が、いつ、どのくらい施策を実行するのか?」まで考えてもらいました。
単に「みんなで集まって協議しました」で終わっては意味がない……ちゃんと施策を実施して、結果を出して、そして次につなげる、まさにPDCAサイクルが大事になってくると思っています。
今日かかわりのあった生徒さんや先生方が上手に施策を展開して、悲しい事故や犯罪被害が減ることを祈っています。
そして、生徒さんたちへ。
「静岡の高校生は自転車のマナーがすばらしい。それに引き換え大人はどうだ? 大人こそ高校生を見習わなくてはいけないのではないか?」と言わせるくらい、がんばっちゃってほしいなぁ。
高校生にも世の中は変えられます。必ず!
posted by work-is at 19:06|
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