こんにちは。ワークイズ代表の桑原祐介です。
昨日、白内障手術後の検査で病院へ行ったときのこと。
NHKEテレで、「いじめをノックアウト」という番組(再放送)をやっていました。
私が見たときはちょうど、スマホで悪口を言っている人がいたときにどうするか? といった内容のテーマでした。
昔と違って年齢の違う子供同士が遊ばなくなったり、お年寄りと話す機会が減ったりしたことや、IT機器の発達や社会の変化に伴って若い人たちのコミュニケーション能力が落ちたといわれる中、もしかしたら学校でコミュニケーションについて教える授業(科目)ができてもいいのかもしれません。
今は個人のスキル(?)に任せっぱなしです。そして、一生うまくできないままの人もいます。
特に日本人のコミュニケーションは難しくて、たとえ怒っていても謝罪されれば「大丈夫、気にしないで」と言われてしまいますし、その気がなくても「考えておくね」と言われてしまいます。「発言のスルーは否定」など、コミュニケーションが苦手な人には判断が難しい“サイン”もたくさんあります。
それはさておき……
番組を見ながら、「いじめはなくならないだろうなぁ」と思っていました。
大人のみなさんはわかると思いますが、大人の世界でさえいじめはなくなりません。
大人でさえなくせないいじめを、子供の世界でなくすことなんて、簡単ではありません。
人類がもっともっと進化して、あと何百年かしたら、もしかしたらいじめはなくせるかもしれませんし、もちろんその方向を目指して今から少しずつよい方向へ世の中を変えていき、次の代へと引き継ぎながら人類の思考が成熟していけばいい、むしろそれしかないとも思っています。
現世に生きる我々は、大人も子供も、いじめから逃れることはできないのかもしれません。
人類の成熟よりも先に、我々の寿命がきてしまうから。
いじめる側は悪い。だから改めなくてはならないと思います。
でも、今すぐにいじめる側の人がいなくならない以上、人は自分のコミュニケーション能力を磨いて、いじめる側との衝突を避けなくてはなりません。
いつも私が話していることですが……
泥棒は悪い。だから改めさせなくてはならないと思います。
でも、今すぐに泥棒がいなくならない以上、人は自分で家や車や情報に鍵をかけて、泥棒の被害にあうことを避けなくてはなりません。
それとおんなじかな、って。
教師の世界でもいじめがあると聞きました。
モンスターペアレントたちによる、教師に対する「いじめ」ともとれる言動があることも知っています。
そんな大人が、学校のいじめをなくせるのかな?
とっても悲しいです。
人は、もっと人にやさしくなれないのかな、って。
どうして? どうしてなんだろう。
悲しんでいる人がこんなにもたくさんいるのに。
posted by work-is at 23:00|
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日記