こんにちは。ワークイズ代表の桑原祐介です。
例えば、1年付き合った後、結婚すると決めた相手がいるとしましょう。
1年間で、コンスタントに2週間に一度会っていたとしても……
会えた回数はたったの26回です。
でも、そのくらい会うと、結構わかりあえた気になってしまいますよね。
結婚するまでに何人の方とお付き合いするのかは、人によって違うでしょう。
けれど、たかだか何百人、何千人程度の異性と出会い、その中の数人〜十数人(数十人?)と付き合って結婚する方が大半ではないでしょうか。でも世の中の半分は異性なわけで、そのうち数人とのお付き合いで生涯の伴侶を決めてしまう……もしかしたら、付き合えなかった、出会えなかった人たちの中に、赤い糸で結ばれた人がいたかもしれないのに。
でも、人はそれで幸せになれます。
なれない人もいるけれど、なれる人もたくさんいます。
「世界で唯一、この人」に出会うことができます。
それは……出会ってから過ごした時間が、その人を「世界で唯一、この人」に変えるからなのではないでしょうか。
他にどんなにステキな人が出てきても、その人は、大切な人と過ごした時間を持っているわけではありません。笑ったことも、泣いたことも、たくさんの思い出も、作り上げてきた関係も、その人はすべてを持ち合わせていないのです。
人は、出会える範囲で幸せになれるのかもしれません。
仕事になぞらえて考えると……
世の中の会社すべてを見ることはできませんし、世の中の仕事すべてを試してみて、自分に一番合ったものを見つけることもできません。
出会った仕事が縁、と思えば、その仕事に打ち込むことでそれが天職になるものなのかもしれません。
「自分に合った仕事がわからない」という方へ。
一度、全力でがんばってみては? と思うのです。
そして、26回会っただけで結婚を決めるのと同様、すべてを知る前にその仕事に就いても、幸せになれないわけではありません。
と、こんなことを書いていたら全然違うことを考えてしまいました。
親と離れて暮らす方へ……
自分(40歳)、親(70歳)という親子を仮定して、年に1回帰省して、親が90歳まで生きてくれたとしたら……
そうか、あと20回しか会えないのか……
怖いなぁ。親孝行しなくては。