2016年11月28日

昭和に学べば……

死ぬまで働く、っていうと否定的に捉える向きが多いと思うけれど、考えてみたら昔の人たちは定年なんてなかったんですよね……そんなに昔じゃなくたって、例えば町の魚屋さんとか八百屋さんは55歳(当時)でやめるわけでもなく、歳を重ねても働いていたはず。もしかしたら、そうしなければ生きていけなかったかもしれないし。そして、それが不幸だったかといえば決してそうではなくて、町の人たちと交流しながら、それが生きがいになったり、時に助け合いの関係になったりして、その人の人生を織り成していたように思うんです。


そんな風に「ちょっと昔」を思い出せば、女性が育児をしながら働くことだって今とは違うスタイルで実現していたんだなぁと思います。子供をおぶって農作業をしたり、洗濯をしたり、店先に立ったりしていた光景って、昔の映画では普通に見ますから。
だったら現代でも、子供を連れたまま会議に出たり、電話の向こうでギャン泣きが聞こえてもみんな笑顔で「いいですね! 何歳ですか?」なんて会話が交わせて……そんな会社があってもいいんじゃないかなぁ。いや、そんな「会社」じゃなくて、そんな「社会」があってもいいと思う。保育園に預けないと働けない、ということ自体、変えていってもいいと思うんです。


昭和に学ぶと、いろんなことが解決しないかなぁ。
ちょっと思いついて書いたので、いろんな立場の人から見たらたくさんダメ出しされそうだけれど、ふとそんなことを思った次第です。
posted by work-is at 00:14| Comment(0) | 仕事全般

2016年09月02日

「言っていい言葉」は立場で違う?

「お客様は神様だ」っていう言葉は、お客様をお迎えする側の言葉であって、お客の側が自分から「オレたち(私たち)は神様なんだろ?」って言いだすと、おかしなことになっちゃうんだと思う。


同様に「ほめて育つタイプ」っていう言葉は、上司や先輩が後輩を見て言う言葉であって、後輩の側から「ほめて育つタイプなんで♪」って言いだすと、やっぱり違和感を持たれてしまうんだと思う。


さらにさらに。
「社員のやる気を醸成する」っていうのは、経営者や管理職が言い出すべき言葉であって、社員の側が会社に「やる気が出る仕組みを作ってよ!」って言ってしまうと、それもまた違うんだと思う。



双方がそれぞれ為すべきことを果たしてくれればいいんだけど、現実にはいろんな人がいて、それぞれ自分の基準で行動するから、結局は自分でそこをカバーしなければならなくなります。


嫌なお店には行かなければいいでしょう。


ほめてくれる上司・先輩だけを慕うのは自由だけれど、実際には厳しく叱ってくれる上司・先輩も愛情を持っていろいろ教えてくれようとしていることの方が多いので、大切なことを知らないままになってしまうリスクとそれに伴う結果は自分の責任、ということになります。


やる気は自分で生み出せばいいし、どうあがいてもやる気が出ない職場なら、自分が偉くなって風土を変えるか、さっさと転職するか……だけど、それが正しい 判断なのか、自分が超えるべきハードルに背を向けて逃げ出したに過ぎないのかは、やっぱり自分の責任に委ねられるということになるのでしょうね。


立場によって言葉って変わるんじゃないかな、って思った次第です。
posted by work-is at 21:50| Comment(2) | 仕事全般

2016年08月27日

学校の先生に対して感じたこと

知り合いにも学校の先生が何人かいますし、決して決してその人たちのことではないのですが……


何かの機会に学校に行くと、先生方が生徒たちに向かって「おまえらは……」という言葉遣いをしている光景をよく見かけます。


また、ある生徒が発した言葉についてある先生と話をしていたとき、「あぁ、あの子ですか。あの子はいつもそう言うんですよ。そうやって大人の気を引こうとしているだけですから、言葉を真に受けちゃダメですよ」と言われたことがあります。


僕は、学校教育のことはよくわかりませんし、そうした言動にも何かしっかりとした理論や背景があるのかもしれません。
でも、生徒たちが「おまえら」と呼ばれても良いとはどうしても思えないんですよ。未成年ですので、指導されなければならない場面も多々あるでしょうし、いろいろ教わらなくてはならない立場ではありますが、だから「おまえら」でもいいってことはないんじゃないか、と。


それに、発した言葉にまっすぐ向き合ってくれないのも。
きっとその子、さみしいだろうなぁって思います。
もし、大人の気を引こうとしているのだとしても、口から出まかせを言っているのだとしても、そこにはきっと、そういう発言をするだけの理由があるはず。
まして、ちゃんと向き合ってほしくて発言した言葉を、そんな風に扱われたら……


なんか違うんだよなぁ。
そういう先生ばかりじゃないのもわかっているけれど、そういう先生をいろんな学校で見かけると、「おい、学校、大丈夫か?」って思っちゃう。


「先生」って呼ばれる人はよく「ズレてる」って言われがちです。
医者も、政治家も、学校の先生も。
そういえば、僕も仕事ではよく「先生」って言われるからなぁ。
ということは、僕も……(!)
posted by work-is at 20:19| Comment(0) | 仕事全般

2016年07月04日

なぜ社長の思いは伝わらないのか

「結婚は家と家がするものだ! 相手は親が決める! 若い2人が自由に恋愛して結婚するなんてとんでもない!」


今、こんなことを言えば、時代錯誤も甚だしいといわれるでしょう。
でも、時代が変わってからもこういう意見を大真面目に述べ、怒鳴り散らす人が(かつては)いたと聞いています。
悪気はなかったんだと思うんですよ。きっと自分は正しいと思っていたんだと思います。



「有休がほしいなんてとんでもない。社員は仕事に喜びを感じて会社に滅私奉公するものだ!」


今、こんなことを思っている社長や管理職がいたら、時代錯誤も甚だしいといわれる時代に(かなり)なってきたと感じます。
でも、こういう意見を大真面目に述べ、怒鳴り散らす人がまだいると聞いています。
悪気はないんだと思うんですよ。きっと自分は正しいと思っているんだと思います。


すれ違いって、こんな感じなんじゃないかなぁと……
女性活躍や障害者活躍に関しても、こんな感じのすれ違いがあると感じています。


わかりあえないものかなぁ。
posted by work-is at 23:49| Comment(2) | 仕事全般

2016年06月17日

「子供がいる女性は残業させられないから……」に思うこと

女性と仕事の関わりを考えたとき、「子供がいる人は残業させられない。大事な会議などがある場合には困る」といったことが問題としてあがりますよね?
でも、そもそも残業が当たり前になっている会社の方がおかしいんじゃないかな。
生産性を上げてムダな残業をなくせば、それだけでこの問題はなくなると思うんだけど……
posted by work-is at 00:38| Comment(0) | 仕事全般