2015年07月07日

不満は出さないより出させた方がいい

こんにちは。ワークイズ代表の桑原 祐介です。


ある会社の研修で、従業員同士のディスカッションがとても盛り上がり、会社に対する不満がたくさん出たことがありました。

その日の研修日報で、ある方が「こんなに不満が噴出して、ウチの会社は本当に良くなるんでしょうか?」というコメントを書いてくださったのですが……

僕は、不満が出るということは「社員の改善意欲は死んでいない」ということだと思うのです。

その不満が正しいか身勝手かは別として、不満を抱いた社員さんの心の中にそれがあるのは事実。ならば、手法はどうあれ、その不満は解消しなければなりません。「不満を持って当然」であれば、会社はそれをどうにかして改めなければならないでしょうし、「身勝手」であれば、その社員さんに、それが身勝手であることを悟ってもらわなければならない……事は単純ではありませんが、それをやらなければ、社員のモチベーションを保つことはできません。言い換えればそれは「納得感」のある職場をつくれるかどうか、ということなのだと思います。

不満が口に出る職場は、まだ健全なのです。なぜなら、それをきっかけに「ではどうすればよいか」を考えることができますから。
不満が抑圧されてしまうほうが、よほど怖いことでしょう。改善を諦めた社員は黙って辞めていくでしょうし、ものを言わず、黙って会社にぶら下がることを選んだ社員だけが残っていくでしょうから。

いい会社、いい職場をつくりたいです。そのために、社員さんと面談をして、毎日でも不満を聞いて、そして「ではどうするか?」を、お世話になる会社と共に、そして社員さんと共に、考え続けたいのです。
posted by work-is at 23:09| Comment(0) | 仕事全般

2015年07月06日

駐車場にて

こんにちは。ワークイズ代表の桑原 祐介です。


先日、駐車場にて……
僕の前の車が、駐車スペースを発見し、車を停めようとしたので僕が停車して待っていると、後ろからクラクションを鳴らされました。
こちらがミニバンに乗っていたので、僕の前の車の状況が見えなかったのでしょう。
ふと……世の中の「怒り」って、こんな風に誤解から生まれるんだろうなぁと思ってしまいました。

150706.jpg


と、ここまで書いて、さらに考えてしまいました。
もしかしたら、僕は停車していたからクラクションを鳴らされたのではなく、僕は何かマズイことをやらかしていて、それで鳴らされていたにもかかわらず、気づいていないだけだったのかもしれない、と……
考えすぎでしょうかねぇ。
posted by work-is at 18:16| Comment(0) | 日記

2015年06月30日

アンドロイドの接客が人間を超える日

こんにちは。ワークイズ代表の桑原祐介です。


先日の深夜番組で……
アンドロイドが高島屋の洋服販売の接客をしたところ、人間の販売員と比べても上位に入る成績を残したというレポートを見ました。
また、マツコロイド(マツコ・デラックスそっくりのアンドロイド)が通販番組に出演したところ、普通に人間が出演するのと同じ売上を上げてしまったという実験も放送されていました。

 
これって……...
もしかすると、10年20年先には、コンビニの店員やお店の販売員としてアンドロイドが導入される、そんな可能性を示した実験ではないかと思っています。
それも「人間の接客よりも劣るけれどガマンして」ではなく「下手な人間を雇うよりずっといい」という感覚で、という話です。
 

人間にしかできないことを身につけていかなければ仕事がなくなってしまう……そんな怖い世の中が本当に来てしまうのかもしれません。10年20年先といえば、まだ僕でさえ働いている時代です。ましてこれから就職しようという学生さんや、まだ若い方々は、それらと競合する時代のほうが長くなる可能性さえあると考えるべきでしょう。
エンプロイアビリティについて、本気で個人個人が考えていかなければならないのだと思います。途方にくれる方がいらっしゃったら、是非ご相談ください。いろんなことをお伝えできると思っています。一緒に出口を探しましょう!
posted by work-is at 23:08| Comment(0) | 仕事全般

2015年06月29日

「企業内人材育成推進助成金」セミナを聴いて

今日は企業内人材育成推進助成金のセミナに参加してきました。

 
教育訓練・職業能力評価制度に関する助成の他に、キャリア・コンサルティング制度助成もあります(あと1つ、技能検定に関する助成があります)。
キャリア・コンサルティングに関する活用マニュアルを読むと、「継続的な人材育成」
「働こうとする意欲を高める」
「仕事のやりがいや向上心を高める」
「生産性を向上させる」
といった言葉が並んでいます。

 
セミナの中では、早期離職の問題にも触れていました。
これまで私は、離職率を下げることで企業の生産性向上につなげられることや、面談をすることで仕事のやりがいや向上心が高められることをずっと訴え続けてきましたが、やっぱりこの方針で間違っていなかったのだと改めて感じました。

 
キャリア・コンサルタントとしてこの事業に関わる場合は、「キャリア・コンサルタント有資格者」であると同時に、ジョブ・カードが発行できる「登録キャリア・コンサルタント」である必要があります。
(ちなみに私は両方の資格を持っております)
企業と社員が共にWin-Winになることを目指す、という考え方は、未だに「そんなの無理だ」と言われることもありますが、少しずつ世の中に浸透し始めていると感じます。いい会社、いい社員たちが、お互い磨きあって伸びていける仕組みや、モチベーションの高い社員が評価される仕組み、そして社員のモチベーションを高めることで成功する会社がもっともっと増えて、世の中のスタンダードになればいいのに、と思っています。
posted by work-is at 20:15| Comment(0) | 日記

2015年05月08日

G.W.が明けて

こんにちは。ワークイズ代表の桑原 祐介です。


G.W.が明けてしまいました。
この春、社会人になった方々の中には、もしかすると五月病になってしまった方がいらっしゃるかもしれません。


入社してはじめてわかった真実に落胆している方。
会社に行くことが日常になりつつある中、最初のドキドキが薄れてしまっている方。
現実の厳しさに直面して立ちつくしている方。
思い描いていた日常とのギャップに呆然としている方。


いろいろな方がいらっしゃるかと思います。
そして、五月病とまではいかなくても、そうした感覚を少しでも感じてしまっている、そんな方もいるでしょう。


悩んだら、率直に相談してみてくださいね。
できれば、2年、3年上の先輩よりも、10歳以上離れた人がオススメです。
上司でもいいし、親でもいいし、歳の離れた先輩でもいいですし。


僕の身近にいる方は、よろしかったらお声を掛けてくださいね。
学生さんの就活支援をしているときには、お話ししても実感が湧かないだろうと思って、話せずじまいになっていることもたくさんあります。
本当は、内定をもらうことよりもむしろ、入社してから一人前になり、定着するまでが一勝負です。
そこを支援できたら、という気持ちを持っています。


独りで思い詰めてしまう若い人たちが、どうか一人でも減りますよう☆
僕にできることがあれば、力になりたいと願うG.W.明けなのです。
posted by work-is at 21:05| Comment(0) | 離職問題